ご挨拶

大阪市里親会 会長 梅原 啓次 大阪市里親会 会長 梅原 啓次

里親制度は児童福祉法の定めによる国の福祉施策です。すべての都道府県及び指定都市に里親会があり、公益財団法人全国里親会につながっています。

里親には、養育里親、養子里親、親族里親、専門里親などがあり、それぞれ事情の異なる児童を養育しています。この複雑な現代社会の中で、親の病気や離婚或いは虐待などの理由で実親に育てられない児童は、世間の想像以上に数多くいます。日本ではそれら児童の大半が乳児院や養護施設で育てられていますが、児童が健全に育つためには、一対一の肌の触れ合いや特定の大人との新しい信頼関係を築きながら、家庭生活や社会との交わりを経験していくことが大変重要です。このことに里親の存在意義があります。

子どもの育つ道筋は決して平坦でなく、心の問題から里親を悩ますケースも多々あります。そこで我々里親は養育スキルの向上に努め、辛抱強く世話し、限りない愛情を注ぐことによって子どもたちも必ず心を開き、やがて強い信頼関係が生まれ、その後、日常生活の中で社会のルールを学び身に付け、そして自ら幸せを感ずる心と、生きる力を得て自立してくれることを私たちは願っています。人を育てる人生には多くの苦労もありますが、子どもたちの心が豊かになり、立派な社会人に成人した姿は何ものにも代えがたい大きな喜びであります。

日常的な養育費、医療費、学費などは公費で賄われ、里親手当も支給されます。制度についての詳細は、厚生労働省全国里親会大阪市(大阪市こども相談センター)などのホームページで参照することができますので、ぜひご覧ください。一人でも多くの方々が里親を志されるよう願っています。